1993-11-10 第128回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第1号
冷戦終結後、アジア・太平洋地域におきましても、韓ロ、韓中の国交樹立、中越関係の正常化、カンボジアの総選挙実施、新政府の成立といった一連の好ましい動きがございました。 特に、カンボジアにおきましては、九月二十四日、新憲法が制定され、新政府が発足いたしましたが、これは長年にわたる国際社会と国連、なかんずくUNTACの努力及びカンボジア人自身の努力が実ったものでございます。
冷戦終結後、アジア・太平洋地域におきましても、韓ロ、韓中の国交樹立、中越関係の正常化、カンボジアの総選挙実施、新政府の成立といった一連の好ましい動きがございました。 特に、カンボジアにおきましては、九月二十四日、新憲法が制定され、新政府が発足いたしましたが、これは長年にわたる国際社会と国連、なかんずくUNTACの努力及びカンボジア人自身の努力が実ったものでございます。
カンボジア問題については、九一年十月に和平合意が成立し、これを受けまして、翌十一月には既に改善に向けて動きが見られました中越関係が正式に正常化されました。朝鮮半島におきましても、九一年九月に南北朝鮮の国連同時加盟が実現いたしました。
カンボジアの包括和平について一応の合意がなされ、あるいは中国とベトナム、中越関係の正常化が図られつつある。また、朝鮮半島の緊張緩和に資するような動きもございます。
また、中越関係も正常化をしつつございます。南北両朝鮮は国連加盟をいたしました。朝鮮半島における緊張緩和も、少しではありますが前の方に向かって動いておるように思われます。また、モンゴル、ネパール等に民主化の進展が見られます。また、この地域は東アジアを中心に経済面でも目覚ましい発展を示しておりますので、そういう意味でこれら地域の安定化に寄与をいたしております。
○股野説明員 ただいま委員の御指摘のありました、もとベトナムに在住して、そしてその後中越関係の緊張時に中国へ移って一定期間定住をして、そして今度日本へ来た、こう考えられる者も現実に今度の一連のボートピープル到着のケースの中でございます。
○股野説明員 ベトナムから中越関係の緊張に伴って一たん中国へ出国して、中国の領土的な庇護を受けて一定期間そこに定住をしておった、そういう人が今度到来をしております一連のボートピープルの中に含まれていると考えられる状況がございます。
中越関係もいわばベトナム自身が非レ・ズアン化を求めているわけで、現在のチュオン・チン体制を見ますと中越関係も徐々に改善される余地があると思いますし、中朝、中ソの関係もそのように見ております。
私はそういう意味で、これからの中国の関係においても、もちろん双方原則を持ちながらも、中越関係の関係改善に、カンボジア問題の解決と同じ方向で前進していく、こういう理解をすることが極めて常識的じゃないか、常識的というよりも健康的ではないかと思うのですけれども、この見解についてはいかがでしょうか。
○国務大臣(安倍晋太郎君) これは確かに会談ではこの問題は出ておりませんが、しかしこの問題については、中越関係についてはこれまでもいろいろと我々も情報を持っておりますし、中国の考え方はわかっておりますし、あえて議題にはならなかったと。
○鈴切委員 ベトナムの抗米戦当時は、中国もソ連もベトナムを援助し、ベトナムの中ソ関係は友好的であったのに、ベトナム戦後は中越関係が急速に冷却をしていったというのはどういう理由なんでしょうか。国境紛争やあるいは華僑の難民問題だけではないのじゃないだろうか。これ以外に何か決定的な要素があったのではないかというふうに思うのでありますけれども、政府はどのようにお考えでしょうか。
あれからもうすでに一カ月の経過を経ているわけですが、中越関係のこの戦争問題ですね、これについて現状どのようにお考えになっているのか、また、この問題に関して、現在の時点でどのような評価を大臣がお持ちになっているのか、最初にその点をお伺いしたいと思います。
○岡崎政府委員 わが国の防衛体制と中越関係の比較をいたしますのは、諸般の状況が違いますので、必ずしも適当かどうか私は存じませんけれども、二十数万の軍隊ということが大規模な軍隊であるかどうかということは、ごく一般的、常識的に申し上げれば、これは相当規模な軍事力であるということは常識的に言えると思います。
○政府委員(岡崎久彦君) 中国とベトナムの関係につきまして、歴史にさかのぼりまして判断するというようなことは、これはむしろ外務省の所管の問題と存じますが、われわれとしても、中越関係が悪化いたしましたのは、大体、昨年の初め以来と考えます。
○柳谷政府委員 けさほど外務大臣も御説明いたしましたように、中越の国境の情勢は、昨年の早いころからいろいろ若干のごたごたがあったわけでございまして、中越関係はよろしくなかったわけですけれども、特に昨年の末以来、国境付近における小規模の事件が発生しておりまして、この場合、中国は中国なりに相手が侵犯した、ベトナム側は中国側が侵犯したというような意見の違いがありながら、小規模な衝突が繰り返され、その後、特
○吉浦委員 最後に、十六日の予算委員会におきまして、園田外務大臣にわが党の二見委員が、中越関係が重大事態に立ち至った場合の政府の対応についての質問をいたしたわけでございますが、そのときに、中立を守り、あらゆる平和的手段で紛争を解決するというふうにお答えになりましたけれども、この態度は変わらないわけでございますか。
中越関係、中国とベトナムの関係が非常に緊迫、険悪になってきております。けさの報道によりますと、中国が制裁を開始したという新聞報道もございます。中越紛争が、このままの状態でいきますと、いつか、何らかの時点で爆発点に達するのじゃないかという危険性も私は感ずるわけでありますけれども、政府は、現在のこの中越の紛争状態といいますか、この状態をどのように分析をされておられるか、お示しいただきたいと思います。